
広報2名で週1本の記事発信体制を構築。フェズのオウンドメディア運営を支えるStoryHubの活用法
2026年08月07日
株式会社フェズ
少人数でオウンドメディアを運営するには、企画や取材に加え、取材後の文字起こし、構成、原稿作成まで、多くの時間がかかります。株式会社フェズでは、広報グループの真鍋 順子さんと神原 瑠凪さんが幅広い業務を担うなか、記事制作の負荷が積み重なっていました。
2025年末、フェズはコンテンツライフサイクルの課題を解決するオールインワンAI編集アシスタント「StoryHubスタジオ」を導入しました。それから約半年。月2本ペースで更新していたオウンドメディアは、週1本のペースで運営できるようになりました。取材から初稿作成までの時間も短縮し、記事制作を外注せずに運営しています。
2名体制の広報チームは、何をStoryHubに任せ、どこに人の力を注いだのか。お二人に伺いました。
■プロフィール
真鍋 順子さん
株式会社フェズ 広報マネージャー神原 瑠凪さん
株式会社フェズ 広報グループ
導入前の課題
・文字起こしから初稿作成まで数日を要し、週末や年末年始に作業することもあった・原稿の品質が担当者個人のスキルに依存し、2名体制では属人化のリスクが高かった
・複数の文字起こしツールを試したものの精度が十分でなく、結局は聞き直す必要があった
導入後の効果
・取材から初稿作成までの期間を1日から1日半ほどに短縮。StoryHubでは約30分でドラフトを生成
・月2本が限界だったオウンドメディアを週1本(月約4本)のペースで更新できる体制を構築
・原稿作成の工数が減り、企画や人選に集中できるようになった
目次
——まず、フェズの事業内容を教えてください。
真鍋さん:フェズは、「リテール産業に新しい常識をつくる。」をミッションに掲げ、リテールメディア事業等を展開しています。国内最大級のリテールデータプラットフォーム「Urumo(ウルモ)」を開発・提供し、情報×商品×売場のソリューションを通じて、リテールDXの推進に取り組んでいます。
——広報グループでは、どのような業務を担っていますか。
真鍋さん:メディア対応、プレスリリース、展示会出展やセミナー運営業務、事例記事の発信まで、すべて広報が担っています。また、社内コミュニケーションにも力を入れていて、毎週の全社朝会の司会や全社キックオフイベント、全社表彰の運営なども担当しています。マーケティング部門を持たない当社では、広報グループがオウンドメディアを通じたブランディングやプロモーションも担っています。

(株式会社フェズ 広報マネージャー 真鍋 順子さん)
——導入前には、どのような課題がありましたか。
真鍋さん:オウンドメディアの記事だけでなく、社内表彰のインタビュー冊子やプレスリリースなど、原稿を作成する機会は数多くあります。これらの作成に時間がかかっていました。特に負担だったのは、インタビュー後の文字起こしから初稿作成までの工程です。また、工数を削減するだけでなく、品質を特定の担当者に依存させず、誰が作っても一定の品質を担保できる状態にしたいと考えていました。
——文字起こしには、以前どのように対応していたのでしょうか。
真鍋さん:文字起こしツールはいくつも試していたのですが、どれも十分な精度ではなく、「これなら自分でやったほうが早い」「結局は聞き直さないといけない」というレベルでした。
——StoryHubをどのように知りましたか。
真鍋さん:当社の記事が『宣伝会議』に掲載されていたのと、同じ号にStoryHubの記事広告が載っていました。誌面をめくっていて、「これは何だろう」と目に止まったのが最初です。こんなツールがあるのかと驚き、多くのメディアが使っている点にも関心を持ちました。プロが使っているのなら、私たちも安心して使えるのではないかと思いました。
——導入にあたって、気がかりなことはありましたか。
真鍋さん:プレスリリースのように未公開情報を扱う場合は不安もありましたが、著名なメディアが使っていることに安心感がありました。社内では情報システム部門のセキュリティチェックを受けましたが、「これだけの企業が使っているなら大丈夫ですね」と、比較的スムーズに通りました。
神原さん:このクオリティでありながら、料金が手頃だった点も大きかったです。もっと高くても仕方がないと思うほどの品質だったので、社内承認も得やすかったですね。
——使い始めた際の第一印象はいかがでしたか。
神原さん:まずはトライアルで使ってみました。それまでさまざまな文字起こしツールを使い、品質に満足できない経験を繰り返していたため、最初はあまり期待していませんでした。ところが、使ってみると「え、すごい」と驚いたことを覚えています。

(株式会社フェズ 広報グループ 神原 瑠凪さん)
——どういった点に驚かれたのでしょうか。
神原さん:一般的な文字起こしツールには要約機能も付いていることが多いですが、文字起こしの精度は、そのまま要約の品質にも影響します。以前試したツールでは、要約が使える品質ではないことが多かったんです。StoryHubは、文字起こしから初稿作成まで進めたときの品質が大きく違いました。
——使い勝手の面ではいかがでしたか。
真鍋さん:「こうしてほしい」という機能がきちんとそろっていると感じました。UIも操作の流れもシンプルで、わざわざ説明を読まなくても使えるのが、とても助かっています。実際にメディアの業務を知っている方々がサービスをつくっているからだと感じましたね。
神原さん:ツール自体はもちろん、サポートが手厚いことも強調したいですね。世の中には、問い合わせをしても的外れな回答が返ってくることが少なくありません。StoryHubは、こちらの意図をくみ取ったうえで回答してくれていると感じます。返答も早く、そこも含めて助かっています。
——本格的な活用はいつ頃から始まりましたか。
真鍋さん:本格的に使い始めたのは2025年12月頃です。ちょうど年末に社内表彰のインタビューがあり、例年は文字起こしと原稿化を年末年始に実家で黙々と進めていました。それがあっという間に終わりました。心穏やかな年末年始を過ごせたのは本当に大きかったですね。
——その後はどのように活用していますか。
真鍋さん:1月下旬には新たなオウンドメディアも始まりました。StoryHubがなければ、月2本を頑張って出すという計画でした。導入してみると想定以上に活用できたため、週1本のペースへ切り替えました。

——記事を掲載する際のフローはどのようになっていますか。
真鍋さん:取材後、初稿を出すまでの工程を1日から1日半ほどで完結できています。その後は社内チェックを経て、対談相手に確認していただき、公開します。相手の企業規模によっては確認に時間がかかる場合もありますが、自分たちでコントロールできる工程にかかる時間は大幅に短縮できています。
——原稿作成以外では、どのような機能を活用していますか。
真鍋さん:SEO向け、SNS向けなど、さまざまなパターンのタイトルや見出しを一通り出してもらい、良いところを組み合わせて使用しています。そのまま使うことはほぼありませんが、選択肢を広げてもらい、その中から判断するという使い方が多いですね。
——良いコンテンツを作るために、インタビューで大切にしていることはありますか。
真鍋さん:単純にQ&Aを繰り返すだけでは薄い原稿になってしまうので、その都度、問いを掘り下げることを心がけています。メディアとして発信したい軸に沿った内容を引き出しながら、読者に面白いと思ってもらえる独自性も大切にしています。特に、その方の感情が表れるような聞き方を意識しています。さまざまな話を掘り下げておけば、良い記事になりやすいという前提で質問できるようになっているのかもしれません。
——半年ほど活用して、どのような変化を感じていますか。
真鍋さん:週1本のペースで運営できる体制ができたのは、StoryHubがなければ難しかったというのが率直な感想です。StoryHubに音源を入れると30分ほどで初稿のドラフトができあがるので、文字起こしだけで1日かかっていた以前とは比べものになりません。
——工数が減ったことで、時間の使い方に変化はありましたか。
真鍋さん:企画により多くの時間を割けるようになったことは大きいですね。誰との対談なら面白くなるか、どうすれば実現できるか。人選や、対談につなげるための関係づくりに集中できるようになりました。事前の調整を終えて取材を実施できれば、その後の原稿化は安心して進められます。

——定量的な成果にもつながっていますか。
真鍋さん:記事の蓄積に伴い、PVも右肩上がりになっています。広告による流入もありますが、オウンドメディアは、記事がある程度たまらないと効果が出にくい面があります。週1本のペースで記事を蓄積したことで、半年ほどで手応えが得られるようになってきました。
——社内や社外からはどのような反応がありますか。
真鍋さん:「ほかの業務も担い、専業でもないのに週1本出しているのはすごい」と言われます。社長が社外で「記事を読みました」と声をかけられたという話も聞いています。
神原さん:KPIとは少し違うかもしれませんが、質の高い記事を継続して発信できるようになったことで、営業から「この記事を見て、取引を検討したいという問い合わせがあった」と共有されることもありました。会社のブランディングにも、一定の貢献ができているのではないかと思います。
——機能面での要望があればお聞かせください。
真鍋さん:文字数の指定が、もう少し正確になるとうれしいです。4,000文字と指定したら、その前後で出てきてほしいですね。初稿ドラフトの品質には満足していますが、自動で表示される文字起こしは、もう少し読みやすくなると助かります。
神原さん:会社概要などの情報を一度登録すれば、すべてのレシピに自動で適用される機能があると、とても便利です。取材時点では近日中に実装予定だと伺っており、楽しみにしています。
——今後、StoryHubをどのように活用していきたいですか。
真鍋さん:オウンドメディアでの活用は今後も続けます。一方で、プレスリリースなど、ほかの業務にはまだ十分に活用できていません。人事部門も採用ブログで社員インタビューを制作しています。そこでStoryHubを使ってもらえたら、広報側の校正や確認の負担を減らせるのではないかと考えています。社内でStoryHubの利用者が広がれば、広報のリソースをより必要な業務に振り向けられると感じています。
執筆:StoryHub(AI編集アシスタント)
編集:インクワイア
撮影:加藤甫
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