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「もはや編集部の一員です」──人材系オウ...

「もはや編集部の一員です」──人材系オウンドメディア「HRog」がStoryHubを活用し、記事作成時間を最大1/3に短縮し、コスト削減も実現  

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2025年12月16日

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株式会社フロッグ

「HRog(フロッグ)」は、株式会社フロッグが2013年の開設から現在にわたって運営する、人材業界の最新情報を提供しているWebメディアです。近年、同メディアはメンバーの異動や兼任体制により、編集部のリソース不足が深刻化。この課題に対し、同社が導入したのがオールインワンAI編集アシスタント「StoryHub」でした。

「まずは素材をStoryHubに読みこませれば形になる。制作に着手する心理的ハードルが下がりました」と語るのは、HRog編集部の舟橋実穂さん。リソース不足によって記事の更新頻度が下がる課題を抱えていた同社が、いかにしてコンテンツの質と量を維持するために動いたのか。結果として、記事作成時間を最大1/3に短縮するだけでなく、コスト削減も達成した、StoryHubの活用法を伺いました。

■プロフィール

舟橋 実穂さん

株式会社フロッグ HRog編集部
HRog編集部のリーダーとして、企画の割り振りなどを担当。主にインタビュー記事など、ボリュームの大きい自社記事の制作を手がける。

樋口 雄哉さん

株式会社フロッグ HRog編集部
広報やセールスと兼任しながら、メディア運営に携わる。IR情報を読み解き分かりやすくまとめることを得意とし、決算記事の作成を主に担当している。

■サマリ

StoryHub導入前の課題

  • メンバーの異動や兼任により、編集部のリソースが不足していた
  • 記事の更新頻度が下がり、メディアのインプレッション数に影響が出ていた
  • 外部ライターへの依頼時に、文字起こしや構成案作成といった準備に工数がかかっていた

StoryHub導入後の効果

  • 記事1本あたりの作成時間を1/2〜1/3程度にまで大幅に短縮
  • 外部委託する場合と比較し、毎月のコスト削減を実現
  • リソースの問題で断っていた取材依頼も柔軟に受けられるようになった

少数精鋭の兼任チームを襲ったリソース不足

——はじめに、貴社の事業内容と「HRog」について教えてください。

舟橋さん:フロッグは求人ビッグデータ事業をメインとしており、世の中の求人情報をクローリングし、営業リストや情報分析ツールとして提供しています。運営しているオウンドメディア「HRog」は人材業界向けの情報サイトとして、業界ニュースやインタビュー記事などを通じて、業界で働く方々の情報収集をサポートしています。現時点では弊社のマーケティングの一環として運営しており、HRog自体でのマネタイズは行なっていません。

——どのような体制でメディアを運営されているのでしょうか。

舟橋さん:編集部は3名体制です。ただ、それぞれ他の業務とも兼任している状況で、リソース不足は常に課題でした。特に2025年の7月頃にメンバーの1名が退職することになり、課題がより顕在化しました。新しく加わったメンバーはセールスとの兼任で、樋口は広報などにも関わっており、一人ひとりがメディアに割ける時間が減ってきていたのです。

樋口さん:そうですね。記事作成に割けるリソースが減ったことで更新頻度も下がり、結果としてインプレッション数に影響が出てしまいました。

——StoryHub導入前は、リソース不足にどう対応していたのですか?

舟橋さん:作業ボリュームの大きなインタビュー記事などは、外部ライターへ依頼することもあります。もっとも、完全に「丸投げ」では難しいケースもあり、こちらでインタビュー音源を文字に起こしたり、構成案をまとめたりといった作業が発生します。特に、人材業界の専門知識に明るくない方と組む場合は、より丁寧に事前準備をする必要があり、その工数が大きな負担になっていました。

「本当に使えるの?」半信半疑から確信に変わったデモ体験

——StoryHubを知ったきっかけは何でしたか?

舟橋さん:親会社の代表から、チームチャットで「こういうのってどうなんだろうね」という一言と共にStoryHubのサービスリンクが送られてきたんです。ちょうどチームの体制変更があって、リソース対策について話していたタイミング。代表としても何か活路になればと思ったのでしょう。

——第一印象はいかがでしたか。

舟橋さん:率直に言うと「本当に使えるのかな?」と疑問でした。当時はまだ社内でAI活用が進んでおらず、個人的にもあまり使えていなかったので、うまく活用できるか不安でしたね。一方で、リソース不足の解決策として「人材採用」しか選択肢がなかった中で、「システムで解決する」という新しい視点が得られたのは大きな発見でした。

樋口さん:僕は個人的にChatGPTなどをかなり使っていたので、AI執筆ツールへの抵抗はありませんでした。ただ、「ChatGPTなどもあるのに、わざわざ有料のツールを追加で使う必要があるのか」という疑問は残ります。でも、StoryHubのLPを見て、メディア向けに特化していることや、ChatGPTでは難しかった長文の記事生成や生成後の編集が可能だと知り、一度話を聞いてみる価値はあると感じました。

——比較検討したサービスはありましたか?

舟橋さん:ざっと調べはしたものの、比較検討するようなサービスは見当たらなかったんです。個人向けの執筆AIサービスはあれど、編集部向けのものは意外となくて。そこで、まずはお問い合わせをして、デモを見せていただくことにしました。

樋口さん:事前に、弊社でよく作成する「ニュース記事」「インタビュー記事」「決算記事」の3パターンを共有し、デモで実際に生成してもらいました。正直、デモ前はそこまで期待値は高くなかったのですが、生成された文章は予想をはるかに超えるクオリティ。「これくらい自然な文章をちゃんと作ってくれるんだ」と驚いたのが最初の感想です。

特に、インタビュー記事におけるトーン&マナーといった、言わば「HRogらしさ」の再現性が高かったことには感心しました。僕の担当である決算記事についても、IR資料など元データからの誤読が少なく、数字を正確に拾っていたことは好感でした。

StoryHubがもたらした業務フロー改革

——導入後、特に効果を感じているのはどのようなシーンですか?

舟橋さん:記事作成における最初の7割ほど、下準備の部分をほとんどStoryHubが担ってくれるようになったことですね。これまで時間をかけていた「文字起こしの整理」や「構成案の作成」といった作業にしても、素材を入れて、ボタンを押すだけで完了します。自分が手を動かすのは残りの3割程度なので、インタビュー記事の作成時間が劇的に短くなりました。

インタビュー記事の制作フローも大きく変わりました。以前は、まず文字起こしをしながら頭の中で構成を考え、それに沿って文章を書いていました。今は、ざっくりした構成イメージだけ持った状態でまずStoryHubに音声データを入れて、生成された文章を元に足し引きしながら調整していく、という順番になりました。最初にたたき台がある状態で始められるのは、非常に大きいです。

樋口さん:インタビュー記事は企画から公開までかなりの工数を使うので、リソース不足を理由に企画自体を立てられないこともしばしばあって。今では情報整理やたたき台作成の工程を飛ばして初稿修正の段階から始められるので、企画着手へのハードルも格段に下がりました。

僕が新企画として立ち上げた決算記事も、作業が自分ひとりに属人化し、マニュアルも作成していませんでした。今では「この資料をStoryHubに入れて、このレシピで生成して」と10分ほど口頭で伝えれば引き継ぎが完了します。業務の分担もしやすくなり、「僕が立て込んでいるので、StoryHubで初稿を生成するところまでお願い」といった連携が可能になったのは、大きな変化です。

舟橋さん:StoryHubは、もはやチームの一員、新しいメンバーのような感覚ですね。あるメンバーが、ChatGPTを「チャッピー」と呼ぶ流れから「とりっぴー」という愛称をつけ、編集部では浸透しています(笑)。「まずはとりっぴーに書いてもらおう!」という安心感がありますね。

記事作成時間は最大1/3に。コスト削減と質の維持を両立

——定量的な成果についても教えていただけますか。

舟橋さん:記事1本あたりの作成時間は、ニュース記事や決算記事で約1/2に、工数のかかるインタビュー記事では約1/3に短縮されました。コスト面も、外部に委託していた分と比較して削減できています。

樋口さん:外部ライターを交えて記事制作をする予算感からすると、StoryHubに支払う月額料金は決して割高ではなく、さらに作ろうと思えば、月に何十本もの記事が生成できる。本来はもっと発生していたはずのコストを大幅に抑えられていると感じます。

——リソース不足への課題に変化はありましたか?

樋口さん:それでいうと、リソース不足が改善されたわけではないのですが、物理的に使える時間が減っていく中でも、これまで同様の質と量を維持できているのは「とりっぴー」のおかげですね。作業量が減ったというより、限られたリソースでパフォーマンスを維持できるようになった点が、我々にとって最も大きな成果だと感じています。

舟橋さん:実際に、かつてはリソース不足の懸念からHRogに寄せられる取材依頼をお断りすることもあったのですが、それを引き受けられるようになった。こういった変化は、メディア運営全体においても重要な変化だったと思います。

AIはパートナー。人間は「手触り感」を追求する

——今後、AIと人間の役割分担については、どのように変わっていくとお考えですか?

舟橋さん:AIは下準備や整理、たたき台の作成を担当し、最終的な調整や仕上げは人間が行う、という役割分担をしています。

たとえば、インタビューでお聞きしたキラーフレーズを絶対に使いたいといった「勘所」や、読者に伝わるための「手触り感」のような部分は、まだ人間の領域だと感じています。私自身の体感ですが、AIが土台となる70%を作り、人間がこだわりを反映させながら30%の仕上げを行うことで、工数を圧縮しつつ、質の高い記事が作れると考えています。

樋口さん:今後、AIによって文章が大量に生成される時代になるからこそ、「誰が書いたのか」という書き手の価値は、むしろこれまで以上に高まっていくのではないでしょうか。どれだけ生成の工程が自動化されても、最終的にその文章を世に出すかどうかを判断し、責任を持つのは人間だからです。

例えば農業でも、手作業の時代から機械化が進んだ今に至るまで、最後に「どの作物を出荷するか」「この品質で市場に出すか」を決めているのは人であるはずです。そして私たちは、同じ野菜であっても「誰が育てたのか」が見えることで安心したり、価値を感じたりもします。途中のプロセスがどれだけ効率化されても、「生産者の顔が見える」という要素が価値として残り続けているのです。 

AIは業務を効率化してくれるツールであると同時に、そのようなモノづくりを支えてくれるパートナーでもあります。これからも「とりっぴー」と一緒により良いコンテンツをつくっていきたいです。

——今後の展望についてお聞かせください。

舟橋さん:まずはレシピ機能の整備を進めたいです。レシピをさらにチューニングして生成の精度を上げ、新しくチームに加わったメンバーでも、誰が使っても同じ水準の記事が書ける状態を目指します。

また、今後は弊社が持つビッグデータを活用した分析記事など、新たな形式の記事にも挑戦したいです。これからも、StoryHubをどう活用できるか相談させていただきたいですね。


StoryHubでは2週間の無料トライアルを実施中です。カスタマーサクセスチームによる導入支援や、企業ごとのオリジナルのプロンプト自動生成機能もあります。AIを活用したコンテンツ制作にご興味をお持ちの方は、ぜひ一度下記よりお試しください。

https://storyhub.jp/service/storyhub

執筆:StoryHub(AI編集アシスタント)
編集:インクワイア
撮影:関口達朗