導入事例

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1か月でコンテンツ数2.5倍、PV約2倍の躍進!StoryHubの導入で「AI編集部」化を決めた理由とは?  

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2025年03月27日

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株式会社サーキュラーエコノミードット東京

サーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現に向けて、日本の企業や自治体の取り組みを発信し続けるWebメディア「サーキュラーエコノミードット東京」は、古紙のリサイクル事業を母体に、これまで縁の下の力持ち的な位置づけだった静脈産業からの情報発信を掲げて設立された株式会社サーキュラーエコノミードット東京が始めたオウンドメディア。

その編集長を務める熊坂仁美氏は、AI編集アシスタントサービス「StoryHub」(旧:apnea)の導入を決定。なんと、導入1か月でコンテンツ数は2.5倍、PVは約2倍という成果が見られたという。この結果を受け「AI編集部」へと舵を切ることに。

同メディアは、AIをどのように活用し、サイトの成長につなげていったのか、お話を伺った。

驚異の成果!AIとの出会いが編集部を変えた

――「StoryHub」導入の背景について教えてください。

熊坂氏:AIを導入する前は、週に2回程度の記事を掲載するのが限界でした。取材から公開までに3週間から1ヶ月以上かかることもあり、これは我々メディアにとって大きな課題でした。そのため、アクセス数も伸び悩み、運営コストが増加する一方でした。

弊メディアはサーキュラーエコノミーをテーマにしていますが、2024年頃から国内企業や自治体の取り組みが増加、拡大するという流れが起きており、とても追い切れないほどになりました。このままでは取材も記事掲載も追いつかず、メディアとしての役割を果たせていないのではないかという疑問を抱いていたときに「StoryHub」を知りました。

記事数を増やし、一般メディアとしての収益化を目指すという目標をたてたタイミングでしたので、2025年1月に導入を決定しました。

――AIを導入されてから感じた変化は?

熊坂氏:まず、記事が完成するまでのスピードに驚きました。スピードは質の一つです。AIの導入から1か月後、記事数が約2.5倍と大幅に増加したことで、月間アクセス数も約2倍に向上しました。

また、メルマガ登録者数も増加しており、全体としてメディア力が上がってきたと思います。

――導入1か月でそれは大きな成果ですね!具体的にはどのようにAIを活用していらっしゃるのですか?

熊坂氏:最初に、自社の記事スタイル(一問一答スタイル)を確立するため、AIで最適なレシピ(※)を作成しました。また、プレスリリースや公的資料、国内・海外のウェブサイトの情報などをベースにして、取材以外の記事作成にも取り組みはじめました。

(※)「StoryHub」のレシピ機能とは、目的に合ったレシピを選択し、取材した素材(動画・音声・メモ)をアップロードするだけで、テキストコンテンツを自動に生成する機能です。

――AIを使って作成した記事の事例をご紹介いただけますか?

熊坂氏:StoryHubの威力を初めて実感したのは、『埼玉県知事と起業家が語るサーキュラーエコノミービジネス【彩の国ビジネスアリーナ2025 講演レポート】』https://circulareconomy.tokyo/column/2127)という記事の取材でした。登壇者と司会のかた合計6人が話している録音データをStoryHubで文字起こしをしたところ、音声データから見事に話者を選別していたので「これは使える!」と驚きました。

取材以外の記事だと、消費者庁の資料をもとに「プレゼン資料からイベントレポートを作る」というレシピ機能を使って記事を作成したのですが、上手にまとめることができました。

また、『サーキュラーエコノミー Vol.1 【再生事業】【オランダ】(https://circulareconomy.tokyo/column/2191)』の記事は、去年私がオランダのアムステルダムに行ったときに、街を歩いていると自転車屋さんがあったので写真を撮っていたんです。後で調べたら、非常にサーキュラーな自転車屋さんだったので、お店のウェブサイトに書かれている情報や、社長の動画インタビューを録音した音声データを用意して、オリジナルレシピを使い記事を作りました。

ほかにも、「プレスリリースから記事を作る」というレシピ機能は本当に便利で、定番にしています。

※「プレスリリースから記事を作る」を利用して作成した記事【古紙リサイクル】ロッテが製品箱を再び製品箱に。コアラのマーチで「クローズドリサイクル」開始(https://circulareconomy.tokyo/column/2186

――オリジナルレシピは熊坂編集長自ら作られているのですか?

熊坂氏:基本は私がやっています。StoryHubのレシピは非常に優秀ですが、すべてをAIに頼るわけではなく、例えば先ほどの「プレスリリースから記事を作る」というレシピを使ったときに「小タイトルが多いな」と思えば「減らす指示」を出すなど、人の目でチェックをしています。AIはあくまでもツールです。私たちはいままで取材にこだわってきたからこそ、AIが活きるのだと実感しています。

AIと人間の共創が生み出す新たな可能性

――AIの導入によって、執筆フローやライターの役割はどのように変化しましたか?

熊坂氏:AIを導入するにあたり執筆フローががらりと変わりますので、契約ライターとはOne on Oneで丁寧に説明をして理解していただきました。文字起こしなどの負担が軽減され、ライターは仕上げの執筆に集中できますし、初稿ができるまでのスピードが速まりました。

――トライアルのときからどんどん実践投入されていて、編集部を「AI編集部」にシフトチェンジするという意思決定の速さも、すごいなと思いました。

熊坂氏:文字起こしは一番大変で労力がかかる部分なんですよ(笑)。AIを導入したことで、少ないリソースでクオリティを担保した記事作成が可能となり、記事作成にかかる時間も大幅に短縮されコストカットも実現。一般メディアとしての最低ラインの記事数も達成できたと思います。

――今後の展望についていかがお考えですか?

熊坂氏:単純に記事数が増えただけで、メルマガ登録数や月間アクセス数がアップする成果が出ましたので、今後、SNSや広告配信にも力を入れていけば、さらなる成長が期待できそうです。
そして「AI編集部」を最適化するためにはStoryHubの利用アカウント(現在の契約プランでは5つ)を誰に付与するのかも重要です。アクティブに使えるライターさんへ付与したいと思っているので、今いろいろと検討している段階です。

また、サイトの収益化を目指すわけですけど、“AI活用と収益化”について、どのような関連性が生まれ、どう活用していったらいいのか、というのも見ていきたいところです。

サーキュラーエコノミーやサステナビリティの分野は、日々新しい動きがあります。AIの力を借りながら、より多くの人々にタイムリーな情報を届けていきたいと思います。


お話を伺った人

サーキュラーエコノミードット東京 編集長 熊坂 仁美さん
東日本大震災を機に福島市に介護Uターン、地域活性分野で11年活動。福島市DMOのオウンドメディア編集長を経て2023年、「サーキュラーエコノミードット東京」に参画。「地域とサーキュラーエコノミー」をテーマに先行地域であるオランダ、フィンランドを中心に調査・研究を行っている。 東京都サステナブルMICEサポートデスク サステナビリティ専門アドバイザー 東北大学大学院 経済学研究科 博士課程

■Webメディア「サーキュラーエコノミードット東京」

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https://circulareconomy.tokyo/